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世界に誇る『温泉大国』である日本では、古来より温泉を治療や疲労回復に役立て、 さらには熱源利用などの生活に密着した形で利用しています。温泉の効用について、科学的証明ができない時代においても、
新鮮な温泉によって体と心を癒すことを覚え、そしてそれは長い年月の間に温泉利用の知恵として養われてきました。
しかし、所得倍増や、高度成長の名のもとで旅ブーム、温泉ブームが起き、それにともなって受け入れ側である 宿泊施設の近代化や大型化も進みました。その結果、見せかけだけの快適さを売り物にする温泉施設が乱立いたしました。
「温泉、温泉」とアピールするわりには、温泉の最大の魅力である「効能」や「温泉地の風情」などが軽視されてしまいました。
我々は、そういった「作りものの温泉」に危機感を持ちました。そして、温泉好きな者が集まり、「21世紀末まで本物の温泉を残したい」 という一心で、2年半の期間をかけて日本全国の温泉施設を調査しました。
まだまだ調査途中ではありますが、現段階での調査結果を「温泉遺産」として発表いたします。さらには、 全国にいる温泉好きな同志のお力を借り、「本物の温泉」と「温泉が生んだ日本の文化」を後世まで残せるようにしたいと考えております。 |
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